ゴルフ-スピン

ゴルフのショットではボールに上下左右の回転がかかり、ボールの飛び方に影響が出ます。
意図して回転をかける場合や、ミスショットで意図せず回転がかかってしまう場合があり、飛距離にも関わってくる要素なので、スピンについて知り、スコアアップに繋がればと思います。
スピンについて下記にまとめました。
スライス/フック(フェード/ドロー)のスピン

スライス/フック(フェード/ドロー)はボールにサイドスピン(※下記参照)がかかることで起こります。一般的にフェード/ドローは自身でコントロールできているサイドスピンで、スライス/フックはミスショットです。右打ちの場合、右方向に曲がる球をスライス(フェード)、左方向に曲がる球をフック(ドロー)といいます。
サイドスピン量の目安としては、1分間に500回転以内の場合はストレートボール、1000回転以内ならフェード/ドロー、1500回転以上がスライス/フックと呼ばれるような弾道になります。曲がりすぎてOBになるような球は2000回転以上サイドスピンがかかっています。
ボールの回転はインパクト時のフェースの向きで決まります。スライスの場合はフェースがヘッドの軌道に対して開いています。また、ヘッドのヒール側でインパクトした場合、スライスになってしまう場合があります。
逆にフックの場合はスライスとは逆でフェースがヘッドの軌道に対して閉じています。また、ヘッドのトゥ側でインパクトした場合、フックになってしまう場合があります。
サイドスピン

ゴルフではサイドスピンという単語を使用していますが、ボールが横回転することはありません。サイドスピンの正体はバックスピンの軸の傾きです。横回転は存在しませんが、便宜上サイドスピンという表現が使われています。
上記の図のように、回転軸が地面と平行になっていればボールは真っ直ぐ飛びます。回転軸が地面に対して平行でない場合、傾いている方向にボールは曲がります。
ドライバーのバックスピン

バックスピンの回転数によってドライバーの飛距離が変わってきます。回転数が多すぎるとボールが上がりすぎて飛距離が落ちます。また、回転数が少なすぎるとボールが上がらず飛距離が伸びません。
ドライバーの適正なバックスピン量は1分間に2400回転前後(HS40m/s)です。スピン量を測るには計測器付きの練習場や市販の計測器等で計測できます。適正なバックスピン量でない場合、10~15ヤードほど飛距離が落ちます。
バックスピン量を調整する方法は「スイングを変える」「クラブを変える」「ボールを変える」等の方法があります。バックスピン量が適正ではない方は下記を参考にしてみてください。
バックスピン量の減らし方
アマチュアゴルファーのスピン量は適正より多くなる傾向があります(3000回転/分~4000回転/分)。
バックスピンを減らす打ち方
クラブやボールでスピン量を減らすこともできますが、数百回転程度です。一番効果があるのはスイングの改善です。
ックスピンが多くなりすぎる人はボールを上からたたくような打ち方(ダウンブロー)になっていることが多いです。
横から払うように打って、クラブ軌道がレベルブローまたはアッパーブローになるように打ちましょう。
バックスピンを減らすボールの位置
簡単にできる対策としては、ボールの位置を変える方法もあります。右打ちの場合、ボールを左に置きすぎるとスイング軌道がアウトサイドイン軌道になり、スピンが増えます。
左足かかと線上よりも内側(右側)に置くようにしてみましょう。
バックスピンを減らすクラブ
スイングを改善してもバックスピンが多くなっている場合は、クラブが合っていない可能性があります。
スピンを減らせるのは下記のようなクラブです。
ロフト角が小さい:ロフト角を小さくすると、インパクトでボールとぶつかる角度が小さくなることによって摩擦が少なくなり、スピン量を減らすことができます。
低重心:重心より下でインパクトするとスピン量が増えます。低重心にすることで重心より上でインパクトできる確率があがります
浅重心:重心が深くなるとインパクトでフェースが上を向きやすくなります(≒ロフト角が大きくなる)。重心を浅くすることでインパクト時の角度を抑えられます
バックスピンを減らすボール
ゴルフボールにはスピン系、ディスタンス系等ありますが、スピン量を減らすにはディスタンス系のボールがおススメです。
バックスピン量の増やし方
本的にはバックスピン量を減らす方法と逆の方法になります。
バックスピンを増やす打ち方
バックスピンを増やそうとしてアッパーブローにすることは逆効果です。横から払うように打って、クラブ軌道がレベルブローまたは少しダウンブローになるように打ちましょう。
バックスピンを増やすクラブ
スピンを増やせるのは下記のようなクラブです。
ロフト角が大きい:ロフト角を大きくすると、インパクトでボールとぶつかる角度が大きくなることによって摩擦が多くなり、スピン量を増やすことができます
高重心:重心より下でインパクトするとスピン量が増えます。高重心にすることで重心より下でインパクトできる確率があがります
深重心:心が深くなるとインパクトでフェースが上を向きやすくなります(≒ロフト角が大きくなる)
バックスピンを増やすボール
ルフボールにはスピン系、ディスタンス系等ありますが、スピン量を増やすにはスピン系のボールがおススメです。
スティンガーショット
スティンガーショットとはスピンを抑えた低弾道の球で向かい風の場合等に風の影響をなるべく受けないように打つ球です。
打ち方としては、通常よりもスタンスを狭くしオープン気味に構え、ボールを右側に置きます(右打ちの場合)。左足体重(左:7、右:3)にして、少しヘッドスピードを落として打ちましょう。
フライヤー

フライヤーとはラフからのショット等でヘッドとボールの間に芝が入り込み、スピン量が減る事によって想定よりも飛距離が伸びてしまう現象です。番手以上の飛距離が出てしまうため、グリーンを大きくオーバーする恐れがあります。
対策としては番手を1~2番手下げて打つか、スイングスピードを落としてショットしましょう。
アプローチのバックスピン

グリーンでバックスピンがかかり、戻ってくるような球のスピン量は10000回転/分前後です。
アイアンで多くのバックスピンをかけるには、ダウンブローに打って最下点をボールより前に持ってくることが重要です。ボールのインパクト時に上から下にヘッドが入ることでバックスピンがかかりやすくなります。
